Heavenly Snow」   三木邦彦
 
この冬一番の寒波が街を覆う夜。
冷えた窓ガラスが薄らと曇るのを、小夜は指先で拭った。
深々と冷え込む冬の空気はぴんと張り詰めて澄んでいるけれど、カーテンをほんの少し開いた空に星影は見付からない。
じっと窓の外を見詰める恋人を気遣う様に、男は背後から優しい声を掛ける。
「…窓際は冷えませんか?…今、温かいココアを淹れますよ…」
声を掛けられて不意に現実に引き戻された少女は、にっこりと微笑んで振り返った。
「…ありがとう」
眠る前に牛乳やココアを飲むと良く眠れるとか、睡眠の質が良くなるとか…本当のところはよく解らないけれど、ハジの淹れてくれるホットココアは小夜を心身ともにリラックスさせてくれる。眠る前のひと時、並んでソファーに寛ぎ過ごす時間は二人にとって掛け替えのないものだった。
部屋の中は暖房がきいていて寒いと感じる事はないけれど、確かに冷え切った窓ガラスの傍は薄らと冷気を感じる。ガラスに触れて冷えた指先にほっと息を吹きかけると、小夜は素直にソファーに戻った。
「もしかしたら明日の朝、雪が積もってるかも知れないね…」
その声はやけに楽しそうに響く。沖縄育ちの小夜にとって雪はどこか楽しみなイベントにも似た感覚なのかも知れない。そんな子供の様な無邪気さも、男は彼女の長所なのだと愛しく思っている。テレビのリモコンを付けると、タイミング良くちょうど天気予報が始まったところだった。生真面目そうな女性気象予報士が天気図を前に解説を始めている。
残念ですが…流石にまだ雪は降りそうもありませんよ…と呟くともなく男が口にすると、小夜は残念そうに唇を尖らせた。
「…雪が降ったら、新しいスノーブーツが履けるかな?って思ったのに…」
先日、小夜は通りすがりの靴屋の店先で恋に墜ちたのだ。
キルトの生地と革のベルトを組み合わせたデザインは一見雪靴とは思わない可愛らしさだった。内側は暖かなファーが敷き詰められている。
しかしスノーブーツ言うだけあって、靴底はしっかりと分厚くて滑り止めも効いている。
これならば足元の冷気からも凍った路面からも…小夜を守ってくれるだろうか…。
あまりに切なそうに見詰めるので、つい男の財布の紐は緩み…小夜は相変わらず『またそうやって私を甘やかす…』と唇を尖らせて…。
すったもんだの末…結局スノーブーツは小夜の手元にやって来たのだった。
玄関先で嬉しそうに何度も試し履きをしながらも、小夜にしてみれば折角のスノーブーツはやはり雪の日に履きたいという事か…。
別に、雪の日以外に履いても構わないだろうに…。
敢えてそうは言わず、男は宥める様に口を開いた。
「…クリスマスの頃にはきっと雪も降るかも知れませんよ…。今年の冬は例年より寒くなりそうですから…」
なるべく小夜の希望を壊さない様に…。
年々温暖化の進む中、それでもクリスマスの頃になれば東京でも雪が舞う日もあるだろう…。
しかし当の小夜が口にしたのは、男の見解とは全く別の案件だった。
「ねえ…ハジ?ついこの間……スノーブーツ、買って貰ったんだから…。今年のクリスマスはプレゼントなんて要らないんだからね…?」
どうしてこう少女は生真面目なのだろう?
折角のクリスマスなのに?
自分は愛する少女のサンタ役も事前に断られてしまうのか…。
そう思わないでもないけれど、小夜がそう言うのだから敢えてそれを無視して機嫌を損ねる様な真似も出来ないと、男は無表情のまま…プレゼント以外で小夜を喜ばせる何か…に思案を巡らせ始める。
男にとって彼女の喜ぶ顔が一番の癒しなのだ。
しかしそんな事も、彼女にはお見通しなのか…。
小夜はテレビからくるりと男の方に体の向きを変え、膝の上に重ねた男の両手をぎゅっと握りしめると、言い聞かせる様にその青い瞳を覗き込んだ。
「ハジ…。良い?…私は別に…プレゼントが欲しい訳じゃないんだよ。……ううん。…勿論ハジがそうやって私の事を考えてくれるのはすごく嬉しいんだけど…。そう言う事じゃなくて…あのね、こうして一緒に居られる事が…」
それもまた何度も言った台詞。そこまで言って急に恥ずかしくなったのか、その後に続く言葉はごにょごにょと尻つぼみに消えた。
柔らかな沈黙。
今更…口に出して伝えるまでもない気持ち。
小夜はぷいっと男の手を介解放すると、誤魔化す様にそっぽを向いてテーブルの上のココアに指を伸ばした。
そんな彼女の態度が愛し過ぎて、ハジは小さくその名前を呼んだ。
「…小夜」
「………な、何?」
ぴくんと肩を揺らし一口、温かなココアに口を付けた唇をきゅっと噛み締める。差し出された手に、小夜はカップをテーブルの上に戻し、ゆっくりと男の胸にしなだれかかった。
「…………………」
「……小夜」
男の胸にぎゅっとしがみ付いてくる華奢な体を、大きな掌が優しく抱き寄せた。
誘われるまま小夜が広い胸にそっと体重を預けると、長い指先がゆっくりと髪を梳いてくれる。
 
気持ち良い…。
 
ハジの掌は大きくて、それなのにとても優雅な仕草で、優しくて…そんな掌がさも愛おしいと語り掛ける様に髪を梳いて頭を撫でてくれる。
頭を撫でて貰うなんて…子供の頃以来、大きくなってからは久しく忘れていた懐かしい感触で、気恥ずかしさと共に胸の奥からじんわりと優しい気持ちが湧き上がってくる。
言葉はなくて、でもお互いを想う気持ちは伝わっていて…。
 
小夜は男の胸にそっと指を絡めた
「小夜…」
低く良く響く声が、もう一度耳元で少女の名前を呼ぶ。
穏やかな青い瞳が伺う様に覗き込んでくる。
 
…もう、ハジは優し過ぎるんだよ?
そんな風に恐る恐る確かめなくても…私の気持ちなんて最初から解ってるくせに…。
 
答える様に…小夜は首を伸ばしそっと男の唇に唇を押し当てた。
抱き寄せる腕に優しい力が籠る。
抱き締められる。
追う様に唇を塞がれ、小夜は男の肩にぎゅっとしがみ付いた。男の掌が体の曲線を辿り始めるのを、小夜はやんわりと窘めた。
「待って……」
煌々と明かりの灯ったリビングでは嫌と、唇を尖らせる。
少女の言葉をくみ取ったのか…男は言葉もないまましおらしく頷いて、小夜の体を膝の上に抱き上げた。
「…ベッドへ、行きましょうか…?」
「………ん」
小夜が頷いた瞬間、壁際のインターホンが無神経な音を立てて響いた。
時計はもう午後十一時を回っている。
 
来客…?
こんな時間に…?
二人は怪訝そうに顔を見合わせた。
 
□□□
 
「こんな時間に悪い…。……一晩、泊めてくれ」
リビングのソファーにどかりと腰を下ろした青年はくぐもった声でそう言った。
荷物は小さなボストンバッグ一つで、こんなに寒い夜だと言うのにジーンズとコットンのタートルネックの上に薄いコートを羽織っただけの軽装だった。
それに明るい照明の下でよくよく見ると、彼の顔にはうっすらと殴られた痕があった。
心配顔で小夜が憤慨する。
「カイ…。また喧嘩?それに泊めてくれって!…こんな時間に突然…非常識だよ」
せめて訪れる前に一度電話くらい…。
小夜の口調は自らの義兄である宮城カイに対してあまりにも厳しかった。
日頃、穏やかな口調の少女しか知らないハジにとってその横顔はあまりにも新鮮だった。
まさか…良いところで邪魔をされた事を恨んでいる訳ではないのだろうが、血はつながらないとは言え、こんな会話に兄妹の関係が垣間見える。
日頃、傍で見ていて危なっかしい小夜も、実家の中ではそれなりにしっかり者の妹という事か。
しかしカイとは一度しか会った事のないハジの目にも、兄が妹を目に入れても痛くない程可愛がっている様は手に取る様に理解出来た。
「また…ってのは何だよ…」
「だってカイはいつも喧嘩ばっかり…。どれだけ心配してると思ってるの?」
「幾つの時の話だよ?俺だってもう中学生じゃない」
ハジはそんな兄弟の様子を尻目に、キッチンに立った。
「…簡単な物で良ければ、何か…食事されますか?…それともビールの方が?」
「いや、本当に構わないでくれ。明るくなるまで少し横になって眠れればいいんだ」
「何よそれ!……こんな時間に突然来ておいて…」
折角ハジが気を遣ってくれていると言うのに…。
「…都会じゃまだ宵の口だろ?」
何があったの?と追及する妹の口調に、カイはまるで何事も無い様に答えた。
「…答えになってないよ!」
「……急に来て悪かったよ。ちょっと面倒な事を頼まれててさ…」
「面倒って…。やっぱりまた喧嘩…?」
「小夜…。また…だなんて…」
ハジが窘めるものの、今の小夜には効果は無かった。
珍しく厳しい表情で腕を組み、本当の事を言うまで許さない…とでも言った様子で、兄を睨み付けている。
「違う。…どうしてそう決めつけるんだよ。…ちょっと、荷物を届ける様に頼まれてるんだ…」
「…荷物?」
無言のまま説明を求める小夜に、カイは少々疲れた様子で付け加えた。
「話すと長いんだよ。……またその内教えてやるよ…」
そんな兄の態度に益々小夜は表情を険しくしたものの、こうなってしまうと今の彼が決して口を開かない事も心得ているのか…この分では…二人の押し問答はキリが無い。
 
数か月ぶりの兄妹の再会に…ハジは敢えて黙ったまま席を立った。
以前は小夜が使っていた客間のソファーベッドを再びベッドとして使えるように組み換え、クローゼットに仕舞われたままの羽根布団を取り出した。
暫く必要もないと圧縮してあったそれを、パックから取り出し広げると見る見る内にふんわりと嵩を増す。一晩眠るくらいには支障はないだろうが、来ると解っていれば事前に干しておいたものを…。
しかし前回のカイの訪問も突然で、小夜がこの部屋にやって来た晩に至っては初対面だった。
この部屋を訪れる訪問客はいつも突然なのかも知れない。
何れ、沖縄の家族…父ジョージと弟のリク、そして面識の少ないカイを結婚する前に一度はきちんとこの家に招きたいと思っていた男は、その時こそはきちんと準備をして迎えたいものだとこっそり溜息を吐いた。
どういった事情を抱えているのかは解らなかったけれど、カイの言っていた頼まれ事が、すんなりと済めば良いと思わずにはいられなかった。
そう言う予感は得てして当たるものなのだ。
それに…。
ハジには以前から薄らと気に掛けていた事がある。
沖縄の家族について、小夜の口から聞こえてくるのは父親のジョージと弟のリクの話題がほとんどで、兄に関して小夜の口は随分と重いのだ。
先日…と言っても数か月も前の事になるのだが、彼が突然小夜の元を訪れた時も…。
後になってそれとなくカイについて尋ねてみたところ、小夜の口から出て来る言葉と言えば、『家に寄りつかない』だの『喧嘩ばかりしていた』だのロクな話が無い。
あの時は、夜になって小夜が熱を出して寝込んでしまった為に有耶無耶になってしまったのだが……、いや…そんな事は良いのだ。
実際に会ってみて彼が悪い人間ではない事も、小夜が口ほどに兄を悪く思っていない事も解っている。
以前、父親の口から長男のカイは既に社会に出て沖縄を離れているという様なニュアンスの言葉を訊いてはいたが、しかし、彼が具体的に今どこで何をしているのかと言う事柄に関してはどうにもはっきりしない。もしかして小夜自身もはっきりと知らされていないのだろうか…そう疑う程、小夜の口調は曖昧なのだった。
客間を整えリビングに戻ると、可愛い恋人とその兄はいつの間に仲直りしたのか…深夜バラエティーにテレビのチャンネルを合わせると屈託なく笑っている。
心配する方が損をする様なあっけない兄妹喧嘩。
つまり彼らは離れていてもそれだけ仲が良いという事なのだ。
並んで座りテレビの映像に笑う後姿…家族を知らずに育ったハジにとっては、それはどこか羨ましい光景だった。
「…客間のベッドを使って下さい。もうすぐお風呂も沸きます…」
「……ごめんなさい。ハジ一人に支度させて…」
「……こんな時間に突然上り込んで、本当に申し訳ない」
兄妹でそれぞれの反応を返す。
良いんですよ…と曖昧に微笑んで、ハジもまた小夜の隣に腰を下ろした。
「さっき日本に着いたんだ。…今夜は適当にホテルを探すつもりだったんだけど…、そう言えば東京には小夜がいるな…と思ってさ。でも案外移動に手間食ってこんな時間になっちまった」
「だから…先に電話してくれたら良かったのに…」
「…俺、ここの電話番号聞いてないし。小夜の携帯に電話しても、お前全然出なかったろ?」
「え…。ちょっと待って?…電話してくれたの?…私…携帯…」
小夜は慌てて立ち上がり寝室に消えた。
そして慌ただしく戻ると、携帯電話を手に小さく『ごめんなさい!』と肩を竦めた。
「カバンに入れっぱなしで気が付かなかったみたい…。……マナーモードになってた…」
今度は逆に、カイが呆れた様子で肩を竦めて見せた。
「……人の事は言えねえな。小夜…」
「…だからごめんなさいって!!」
そんな兄妹の会話に、ハジは遠慮がちに割って入った。
「…すみません。あの…さっき日本に着いたと言うのは…」
彼は海外在住だったのか…。
「…ああ。マニラから…」
「…マニラ?…マニラって…フィリピンの?」
小夜が声を上げる。
「当たり前だ。他のどこにマニラがあるっていうんだよ?」
「失礼ですが……マニラで…お仕事を?」
「…いや、お仕事っつうか…」
そんな立派なもんじゃない…と肩を竦める。
「お仕事なんかじゃないよ。……カイは折角就職したのにすぐに辞めちゃって…それであちこちフラフラしてるだけなんだから…!」
小夜はそれを面白く思ってはいないのか、先程の『ごめんなさい』を打ち消す勢いでまくし立てた。
なるほど…。
小夜にしてみれば、長男のカイにこそしっかりして父の傍に居て欲しかったという事なのだろうか…。OMOROが人手に渡った折にも、長男の影は薄かった。
「……決めつけるなよ。………それにフラフラってのは心外だ…バックパッカーって言うんだぜ?」
「一緒だよ!」
「それに今は、落ち着いてる…」
「落ち着いてる!?……マニラに?」
小夜が先程よりもっと驚いた声を上げる。
「いや、そこからもっと南」
カイは、そうとだけ答えた。
そんな曖昧な態度に、小夜がまた声を上げる。
「もう!カイの言う事はいつも適当なんだから…」
「言っても、小夜に…フィリピンの地理なんて解らないだろ?」
「もう!!」
先程納まった兄妹喧嘩が再び勃発しそうな空気を一掃する様に、軽やかなメロディーが鳴り給湯が完了した事を教えた。
ハジはすかさず話題を切り替えた。
「それは長旅でお疲れでしょう…。暖まって来て下さい…」
てきぱきとした態度は幾分事務的な余所余所しさを纏ってはいたけれど、甲斐甲斐しく義兄となる青年の世話をするハジに小夜もまた腰を上げた。
「…バスタオル、用意するね。……着替えは…」
「着替え位あるって…」
そうして、青年は小夜の後に続く。リビングを出る時になって思い出したように振り返り、律儀にハジに頭を下げる。
「……一泊だけ…世話になります」
「…いえ、……一泊と言わず……」
会話は続かないまま、青年はリビングを後にした。
やがてバスルームのドアが閉まる音がして、小夜がちょこんと申し訳なさそうな顔を覗かせた。
「本当に…ごめんなさい。……こんな夜遅くに突然来るなんて…。カイには後でよく言っておくから…」
「…構いませんよ…。突然で驚きはしましたが…」
勿論、事前に連絡して貰えればそれなりにもてなす事も出来ただろうが、小夜が携帯電話をマナーモードのままカバンに入れ忘れていた事を責める訳にはいかない。
それに、前回…彼とは会話もままならなかった。
彼は小夜の“兄”なのだ。小夜の婚約者として出来ればもっと親しくなっておくべき相手だろう。
「…………………でも」
「会うのは6月以来でしょう?」
「…うん」
男の言葉に、小夜はほんの少し困った様に微笑んだ。
「カイはね…。ちょっとぶっきらぼうだし…ガサツでいつも強引で…。でもね、本当はすごく優しくて…」
「ええ…」
縋る様に見上げる少女の瞳に、男は頷いた。
「…大学を卒業して、きちんと就職もしたのに…家族には何の相談もしないで急に退職しちゃって…」
「それで…バックパッカー?」
「……ぅん。向こうから連絡してくれない限り、どこで何をしているのかも全然解らないし…お父さんも…変なところでカイに甘いのよ。若い内は色々経験しろって…。カイは私の事色々心配してくれるけど、…私は…本当はカイの方が心配…今は落ち着いてるって言ったって…」
なるほど、あの父親ならそう言った事にも寛容なのかも知れないが…しかし生真面目な小夜には理解しがたい部分があったのだろう。
良い年齢に達した兄がそうした環境にある事を、小夜は自分に言い出し難かったのかも知れない。今までずっと引っかかっていた部分が男の胸ですとんと解ける。
「…折角ですから…。一泊と言わずゆっくりしていって貰ったら良いですよ…」
「……ありがとう」
「少し気になる事もありますしね…」
「……え?」
「荷物を届けるって…」
「…………………」
「彼……面倒な事…と言っていたでしょう?」
男は胸の前で硬く腕を組んだ。
頼まれ事なんて言うものはどんな内容であれ、大抵面倒には違いない。
心配そうに見上げる小夜に、ハジは敢えて安心させるように優しく微笑んでみせた。
                          《続》


20121211
やっと…。と言うか…(苦笑)随分久しぶりのSS更新ですみません。
何とかクリスマスまでに終わりたいと思います。
今まで敢えて…いえ、書いてる余裕の無かったカイのお話です。
兄と弟がいると言う設定は随分前に書いたのに、どうしてもカイを出すタイミングが無くて
不自然と言えば不自然?な訳ですが、急遽作った設定ではなく、前々から温めていたんです(笑)
小夜たんがハジと結婚するなら、出てこない筈は無いし…本当は結婚が決まる頃に出そうと思っていたんですが、以前ハジが小夜たんにプロポーズするお話は自分で書いてても予定外だったので、計画が狂いました。無計画に流されてしまった結果です…とほ。
プチで作った本にKANAさんがカイを出して下さいまして、それで踏ん切りがついたと言うか、良いタイミングかと思ってカイを書く事にしました。
でも、カイって本当に自分にとって動かしにくいキャラで…まだまだこれから動いて貰わなければいけないのが非常に不安です…。
もうクリスマスまで間が無いので、頑張って終わらせるぞ〜と気合を入れ直します。
ではでは、ここまで読んで下さいましてどうもありがとうございました〜!

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